ロベルト・シューマン
ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann 1810-1856)はドイツの作曲家でピアニスト、そして影響力のある音楽評論家で19世紀を代表するロマン派作曲家の一人として広く知られています。
シューマンは古典派とロマン派の両方の様式を持つ作品を書いたとされており、想像力豊かで叙情的な作品「子供の情景」や交響曲第1番「春」などが有名ですが、ピアノのための作品も多く、「謝肉祭」、「幻想小曲集 作品73」、「交響的練習曲 作品13 」、「クライスレリアーナ」など数々の名曲を作出しています。また、室内楽・歌曲・合唱曲も作曲し、多くの名曲を輩出しています。
音楽評論家としても活躍しており、ロマン派を象徴する「新音楽時報」を出版しています。
シューマンはドイツのツヴィッカウで、本屋と出版社の息子(5人兄弟の末子)として生まれました。
父(アウグスト)の理解のもと、オルガニストのヨハン・ゴットフリート・クンチュから幼少期のピアノの手ほどきを受け、その後の1820年にツヴィッカウのギムナジウム(ヨーロッパの中等教育機関)に入学し、1828年から1830年にかけてライプツィヒ大学で様々な出会いのもと音楽への造詣を深めていく中でピアノ教師であるフリードリヒ・ヴィークや娘クララ(後のクララ・シューマン)と出会います。
ロベルト・シューマンの1830年代は、芸術的にも個人的にも大きく成長した10年間となりました。
シューマンは1820年代にいくつかの作品を書いており、すでに作曲家として一部で有名でしたが、1830年代には交響曲や協奏曲など、より大規模な作品に力を入れるようになり、中でも作曲した交響曲第1番変ロ長調は批評家や聴衆から高く賞賛された作品となりました。
また、シューマンの初期の作品は叙情的でロマンティックな作風が特徴があり、よくピアノの表現力を強調しています。
代表作である「アベッグ変奏曲」や、「ダヴィッド同盟舞曲集」「謝肉祭」「子供の情景」、E.T.A.ホフマンの著作に着想を得たピアノ曲集「クライスレリアーナ」でも知られています。
シューマンにとって芸術的にも個人的にも大きく成長した時期であり、ロマン派の最も重要な作曲家の一人となりました。
1840年、シューマンは恩師の娘であるクララ・ヴィークと結婚しました。
しかし、この結婚に至るまでクララの父、ヴィークになかなか受け入れてもらうことができず、約5年もの間、幾度もの困難な闘いを強いられましたが、やがて和解し、2人の間に8人の子供が授かっています。この間もシューマンは作曲も続け、シューマンの代名詞となる音楽史に名を遺した5つの歌曲集、2つの「リーダークライス」(第1集 ハイネの詩による。全9曲)(第2集 アイヒェンドルフの詩による。全12曲)の他に「ミルテの花(作品25)」、『「女の愛と生涯(作品42)」、「詩人の恋(作品48)」はいずれも非常に高い評価を得ています。
また、シューマンは1834年に自身で創刊した音楽雑誌「新音楽時報(Neue Zeitschrift für Musik)」にいくつかの記事を書いています。これらの記事の中で、彼は度々音楽や当時の美学に関する見解を述べており、特に当時流行していたイタリアオペラやリストなどの現代作曲家の批判やベートーヴェンやショパン、メンデルスゾーン、シューベルトなどのドイツ人作曲家の作品を支持する内容も掲載しています。
晩年となる最後の数年間、シューマンの作品はますます複雑で高度になり、1851年に完成した交響曲第3番(ライン)に至ってはその絶頂を極めました。ただ、この時期シューマンの精神状態は悪化し始め、1854年にはライン川に身を投げて自殺未遂を起こすに至ります。
それでも彼の音楽は演奏され続け、聴衆や批評家から賞賛されました。
シューマンが音楽に与えた影響は深く、かつ永続的です。
作曲スタイルは非常に個人的なものでしたが、その影響はブラームス、ワーグナー、マーラーなどの作品に見ることができます。
シューマンの叙情的な作品は今でもロマン派時代の最も愛される作品の一つであり、今日の私たちの音楽に対する考え方を形成し、彼の遺産は世界中で尊重されています。
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シューマンの代表曲
シューマンのメロディは大胆な跳躍が多く、大きな音程と多彩なフレーズでドラマや情感を表現していますが、ソナタや変奏曲のような形式を用いて作品を構成し、まとまりと統一感を生み出しています。
半音階的な和声や不協和音を多用して、不安感や緊張感のある雰囲気を作り出していることも得意としており、鮮明で感情的な雰囲気を作り出すために大きく力強いものから柔らかく繊細なものまで幅広いダイナミクスを特徴とする楽曲も多くみられます。
シューマンの代表曲一覧
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シューマンの名曲10選
シューマンの名曲1 交響曲第1番「春」
交響曲第1番「春」は、シューマンが作曲した最も著名な作品の一つです。
1841年に初演されたこの作品は、春の旅行をテーマにして自然の豊かさと自由を表現した作品ですが、その明瞭な質感と抒情的な構成でシューマンの技術を最高のものとして評価されています。
作曲前のシューマンは単純なフォーマットを採用した作品を作曲していましたが、この作品ではより構成的なものに挑戦しており、最も豊かな表現を与えるために曲を4つの明瞭な部分に分割されています。
第1楽章は春を表現するための抒情的な始まりで、楽しい気分を表現するためにオープニングで躍動的な音楽が演奏されます。
第2楽章は春の自然の豊かさを表現するために、芳醇なメロディーが演奏されています。
第3楽章では楽しいダンステーマが提示され、春の夜の自由を表現した少し強めのリズムが演奏されます。
最後の第4楽章では、アルマンドと呼ばれる特別な小調の強いテーマを披露し、春の旅行を終わらせる時の豊かな気持ちを表現するために躍動的なリズムと静かなメロディーが織りなす一つのサウンドになり、春の穏やかな印象を作り出しています。
この作品の魅力は、シューマンが豊かなハーモニーを用いて抒情的なテーマを構築している点にあります。シューマンが作曲した楽曲の多くが非常に明瞭なハーモニーとテーマで構成されているので、聴衆にとっても親しみやすい作品となっており、シューマンの独特の抒情性もこの作品で非常に発揮されています。
シューマンの名曲2 交響曲第3番「ライン」
ロベルト・シューマンの交響曲第3「ライン」は、作曲家が芸術的な完成度を高めるために約10年間書き続けた最後の交響曲です。作曲期間は1830年から1840年にかけています。
この作品はシューマンが若い頃から受け継いできたクラシック曲の影響が窺え、シューマンの音楽的な表現の深さを示しているシューマン独自の芸術観と技術を組み合わせた最上級の作品です。
楽曲は4楽章から構成され、1楽章は「アレグロ」で非常に激しい楽章で、開始部分から最後まで力強いリズムと高揚感を持っており、オーケストラを最高のパフォーマンスに導いています。
2楽章は「スケルツォ」は、抑揚をつけたテンポとピアノで書かれた独自のメロディーが特徴的な楽曲でオーケストラのテクスチャーを表現した洗練された楽章です。
3楽章は「ミサ」ですが、宗教的な雰囲気を持つゆったりとしたテンポの楽曲でピアノとヴァイオリンのソロを用いて温かな雰囲気を演出しています。
4楽章は「フィナーレ」で、前3楽章を統合・再構築し、オーケストラによる壮大な演奏として美しい響きを持つ優雅な楽曲となっています。
「ライン」は、ロベルト・シューマンの音楽性を示す最高の作品の一つであり、芸術的な表現を行うために用いた様々なテクニックを聴くことができます。彼が持つ作曲の技術と印象派音楽を表現する表現力を体現したこの交響曲は、20世紀の音楽史において大きな影響を与え、現代でも多くのオーケストラが演奏しています。
シューマンの名曲3 クライスレリアーナ
ロベルト・シューマン作曲のクライスレリアーナは、19世紀後半のドイツの作曲家ロベルト・シューマンによって作曲された主にピアノのための作品です。クライスレリアーナはオペラやバレエなどの長編作品ではなく、8つ小品からなるピアノ曲集として1838年頃に作曲されました。
E.T.A.ホフマンの書いた音楽評論集に出てくる「クライスラー」と恋人との叶わぬ恋の物語を、自身とクララの結婚を反対されて苦しんでいる心情を重ねて作られたシューマンの深い想いが込められた作品です。
この作品は、当時の作曲家から「オペラを表現した小品」とも呼ばれていました。
クライスレリアーナは、全8つのモノローグで構成されており、オペラやバレエではないものの、その風情を持つ組曲として作曲されました。 今日ではクライスレリアーナはロベルト・シューマンの代表作の一つとして幅広い世代に愛されています。
クライスレリアーナにはロマンティックなメロディーや激しいフレーズを持ち、キャッチーなリズムが特徴的でシューマンの内面を深く表現した内容も特徴となっています。 今日ではクライスレリアーナはピアノやヴァイオリンやオーケストラなど、さまざまな演奏形式で演奏されています。
その演奏はロマンティックな気持ちを受け入れながら、また新しい演奏技法を取り入れながら今日に至るまで精力的に行われています。
シューマンの名曲4 子供の情景
『子供の情景』(Kinderszenen)は、ロベルト・シューマンが1838年に作曲した子供に関する13の短い曲で構成されたピアノ曲集です。
クララへの手紙の中で「時々あなたは子供のように感じます。」という言葉を書いた時の余韻によって作曲をしたと言われていますので、もしかすると子供のような一面を持つクララから着想を得た曲なのかもしれません。
この曲集は、子供時代の穏やかな情景を取り入れています。
『鬼ごっこ』は、子供たちが夢中になって遊んでいる様子を表現したものです。このピアノ曲集でもっとも有名な『夢(トロイメライ)』では、子供の夢想を表現しています。『むきになって』は、子供がムキになる特性を表す曲で、『おねだり』は、子供がおねだりをする気持ちを表しており、それぞれの子供の心情をピアノ曲によって表現しています。
また、『子供の情景』は子供が友達と遊んでいる様子を描いた友情や子供が眠くなってくる様子など、子供らしい様子を表現しています。各タイトルは子供が持つ様々な特性を表すものとなっています。
シンプルなメロディーと子供たちの情景を伝えるようなトピックスが組み合わさった曲集は、子供たちが楽しんで聞くことができますが、子供向けの作品ということではなく、大人たちも含め、誰でも楽しめる作品となっています。
シューマンの名曲5 ピアノ協奏曲 イ短調
ピアノ協奏曲 イ短調は、シューマンが1828年に作曲した楽曲です。
シューマンは本楽曲で弾き語り作品における抒情性と豊かな表現を反映しています。
この曲は明るく力強いオープニングから始まります。
第1楽章はオーケストラの力強い一打に続いてピアノの和音の響きとともに下降する和音の連弾による短い序奏で鮮やかに始まります。その後、憂いに満ちたオーボエを中心とした木管楽器の響きに続きピアノが引き継ぎます。第2楽章は、優雅で穏やかな間奏曲はスケルツォの要素も含んだシューマンならではの作風がみられます。
第3楽章は第1主題をピアノ独奏により波打つような躍動感がみられ、続いて弦楽器によりピアノとの絡み合いが彩り豊かな表現により締めくくられます。
この曲は、抒情性と表現力を兼ね備えた作品として有名で、ピアノとオーケストラの間で比較的大きなバランスを取りならがもピアノを主体とする新しいスタイルを構築しました。
シューマンのピアノ協奏曲 イ短調は、現代でも積極的に演奏されており、多くのミュージシャンが古典音楽の豊かな表現を楽しむと同時にロマン派の音楽の象徴として高く評価されています。
シューマンの名曲6 「女の愛と生涯」
「女の愛と生涯」は、1840年に作曲されたロベルト・シューマンの歌曲です。
シューマンは、当時のフランス文学者アーデルベルト・フォン・シャミッソーの詩「女の愛と生涯」を題材に、女性について書かれた曲を作曲しました。
この曲は女性が男性を愛することで自分自身の価値を確立しようとする中で起きる強い想いと、男性への強い尊敬と愛情、そして内面的な葛藤を表現したものです。
曲は美しいメロディーで始まり、そこから徐々に力強くなっていき物語が最盛期へと到達しますが、記憶の中に残る幸せな時間を思い出すとともに最後は自分の全ての愛を捧げた男性がこの世を去って行くのを涙を流しながら見送ります。
女性の愛と苦悩を豊かなハーモニーで表現することで美しいメロディーと強烈な情感を融合させており、非常に印象的なものとなっています。
全体的に女性の愛を中心とした非常に美しい歌詞ですが、作曲者が女性はこうあってほしいという強い想いも感じられるような古風な印象も感じられる曲でもあるので、現代では歌詞の心情に対して入り込めない人も多くいる作品です。
シューマンの名曲7 ピアノ五重奏曲 作品44 変ホ長調
シューマンの「ピアノ五重奏曲 作品44 変ホ長調」は、1842年に作曲された作品で、ピアノと4つの管弦楽器(2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)を用いた五重奏曲です。この曲はシューマンの代表的なものの1つであり、クラシック音楽史上有名な作品として数多く語られています。
当時、苦難を乗り越えたクララとの幸せな生活を表現しているように全体を通して麗しく優雅な雰囲気が見られます。 作曲家としてシューマンは、時代の空気を反映した新しい表現を求め、様々な技術や変奏法を試していました。
彼がこの五重奏曲を作曲したときも、他の作品とは一味も二味も違う様々な技術を取り入れていました。 例えば、最初のアレグロと最後のフィナーレの2つの部分を、変ホ長調とフラット長調の二つのキーで構成していることで、極めて複雑な音楽表現が可能になったことや、変奏法を用いて要素を混ぜ合わせて多くの音楽的デザインを織り込んだり、広がるような表現を試みたりしています。
その結果、曲全体を通して抒情的な雰囲気と豊かな表現が特徴となっています。 シューマンの「ピアノ五重奏曲op.44 変ホ長調」は、クラシック音楽史上有名な作品の1つとして、現在も多くの人々に愛されています。
斬新な音楽表現や抒情的な雰囲気、豊かな表現など、多彩な要素を含んでいることから非常に評価の高い作品と言えます。
シューマンの名曲8 謝肉祭
ロベルト・シューマンの「謝肉祭」作品9は、古典派とロマン派の両方の要素を併せ持つ傑作ピアノ曲です。
1834~1835年に書かれ、当初はピアノ連弾のために作曲されましたが、独奏曲として演奏されることも多い曲です。
この曲は大胆で雄大な序奏で始まり、メロディーは両手で明るく元気に演奏されますが、続いて両手の複雑な相互作用と活発なリズムを特徴とする短くて活発な部分が続きます。
そして、より叙情的でロマンティックなムードが漂い、美しくメロディックな主題が登場します。この音楽はしばらくこの調子で続きますが、その後より暗く激しいセクションへと移行していきます。
この部分では、曲の中で最もヴィルトゥオーゾ的なパッセージが登場し、シューマンの作曲家としての高度な能力を感じることができます。そして短い休息時間の後、曲はより劇的で激しいバージョンではありますが、主題に戻ります。
最後は勝利と喜びのコーダで締めくくられ、この作品はスリリングな終わりを迎えます。
全体として「謝肉祭」はシューマンの技巧と天才的な作曲能力の見事な例といえます。
この曲は明るくエネルギッシュな部分と、叙情的でロマンチックな部分とで祝祭のカーニバルの気分を思い起こさせるものであり、多くのピアニストにも挑戦と喜びを与える作品です。
シューマンの名曲9 幻想曲 ハ長調 作品17
ロベルト・シューマンが1838年に作曲した「幻想曲 ハ長調 作品17」は、3楽章からなる物語を語る音楽です。この曲は、シューマン自身の個人的な生活や感情の反映であると同時に、最愛の妻であるクララ・シューマンへの作品と言えます。
第1楽章は、ゆっくりと流れるようなメランコリックな序奏で始まり、瞬時に夢のような雰囲気を作り出します。続いて、作曲者の心の奥底にある感情を表現した情熱的で激しいアレグロが始まります。この部分では半音階的な急速な旋律が特徴的で、作品を盛り上げます。
第2楽章は「凱旋門」「勝杯」と題されたように、クララとの結婚を勝ち取った気持ちを曲に反映しているかのうように、勝利と力強さを感じさせるやや高速でアップビートな曲で、雄大かつ大胆な力強いメロディが特徴的です。
続いて第3楽章。この曲は全体的に夢のような静かな雰囲気ではありますが時折見せる感情の高まりや喜びと高揚感が感じられ、再び夢の中のような余韻が残り、曲の終わりを告げます。
全体として幻想曲ハ長調は美しく、非常に感情的な音楽です。シューマンの心の奥底にある気持ちや感情の反映であり、最愛の妻への賛辞といえます。
憧れ、懐かしさ、喜び、希望に満ち、作曲家の人生と経験を鮮やかに描き出しており、まさに時代を超えた傑作の一つです。
史上最も偉大な作曲家の一人にふさわしいトリビュートです。
シューマンの名曲10 詩人の恋
ロベルト・シューマンの「詩人の恋」は、1840年に出版された連作歌曲集です。この歌曲集は、詩人ハインリヒ・ハイネの文学からインスピレーションを受けて作られました。
ハインリヒ・ハイネはシューマンの音楽を大いに尊敬していましたが、彼は自身の詩をシューマンに提供しなかったといいます。代わりにシューマンは、ハインリヒ・ハイネの詩を読み、彼の詩に合った歌曲を作りました。
この歌曲集は、ハイネの詩を受け入れながら、シューマンの独特なメロディーとハーモニーを組み合わせて作られています。
ハイネのユーモアと抒情的な側面を融合させた悲しみと喜びの反面を表現しており、歌詞は非常に抽象的でシューマンがハイネの詩を受け入れるにあたり、曲に適応させるために彼自身が歌詞を変えたこともあります。
「詩人の恋」は歌曲集としても、ピアノソロ曲としても、現在でも非常に人気があります。多くの演奏者がこの歌曲集を演奏し、シューマンの魅力を世界中に広げてきました。
愛と憧れのさまざまな感情をとらえた刺激的で心に響く歌曲集です。シューマンは和声とテクスチャーを巧みに使い、美と感情の雰囲気を作り出しながらもハイネの詩的な言葉は力強く感動的な物語を表現しています。
この曲は、今日に至るまで聴き手を感動させ続ける不朽の名作であり、シューマンの代表的な作品として音楽史に残り続けています。
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